ビリャレアルを率いるエメリ監督　久保建英を「ダビド・シルバに近い特徴」

久保建英
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　スペイン1部ビリャレアルを率いるウナイ・エメリ監督（49）が、日本代表MF久保建英（19）を元スペイン代表の技巧派レフティーと比較して期待を寄せた。

　今季からビリャレアルを率いるエメリ監督は10日、地元ラジオ局カデナセルのサッカー番組エルラルゲロに出演し、久保について言及。「久保の潜在能力を予測することは難しいが、私がバレンシアの監督に就任した時のダビド・シルバに近い特徴を持っている。ライン間で上手くプレーし、スピードある突破を図れる」と2008～09年にバレンシアで指導した当時22歳のMFダビド・シルバ（34＝レアル・ソシエダード）と重ね合わせた。

　ダビド・シルバはその後、2010～20年に在籍したマンチェスター・シティーで4度プレミアリーグ制覇を果たすなど主力として活躍。スペイン代表として2010年W杯南アフリカ大会での初優勝、欧州選手権での2008、12年の連覇に貢献した。その若き日のレジェンドに似ているという久保について、指揮官は「久保が現在レアル・マドリーでプレーしていないのは、成長を必要としているから。我々とともに成長過程にあるが、彼には満足している」と評価し、さらなる成長に期待を寄せた。

　レアル・マドリードからビリャレアルに期限付き移籍した久保は、今季公式戦12試合に出場して1得点3アシストをマーク。移籍後初先発で1得点2アシストと活躍した10月22日の欧州リーグ・シワススポル（トルコ）戦を皮切りに、欧州リーグでは3試合連続で先発するなどスタメン起用が増えてきている。