仙台MF関口「非常に厳しい風」 練習急きょ非公開 経営報告会も延期 道渕DV解雇に危機感

[ 2020年10月22日 05:30 ]

「全力で戦う」とファンへの恩返しを誓った仙台・関口(左)(C)VEGALTA SENDAI
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 J1仙台は週刊誌に交際女性への暴力行為で逮捕されたと報じられたMF道渕(みちぶち)諒平(26)との契約解除から一夜明けた21日、仙台市内で24日の名古屋戦に向けて練習を行った。当初報道陣に公開される予定だった練習は非公開となった。

 オンライン取材に応じた元日本代表MF関口訓充(くにみつ、34)は、主力だった同僚の不祥事に「影響があるかないかと言ったら、あってもおかしくない」と苦しい現状を語った。リーグ戦も13戦未勝利で最下位に低迷。「置かれている状況、チームが勝てていない状況で非常に厳しい風が吹いている」と危機感をあらわにした。

 コロナ禍もあり、20年度の決算は6億6400万円の赤字で3億円超の債務超過に陥る見通し。経営危機から脱するため「クラブ緊急募金」としてクラウドファンディングを実施していたが、道渕の女性トラブルが公表されなかったことでネットには「資金集めに影響が出ることを恐れた隠蔽(いんぺい)」との声まで上がり、批判は強まっている。

 経営問題に関してファンと意見交換する予定だった25日の「サポーターズカンファレンス」も、菊池秀逸社長(68)が「対応に多くの時間を割かれている状況下にあり、延期をお願い申し上げる」と延期を余儀なくされた。また、今回の騒動で所属選手のSNSにまで誹謗(ひぼう)中傷のコメントが寄せられ、クラブが公式サイトで注意を促す事態となった。関口は「一人でも応援してくれるサポーターがいる限り、勝つために全力を出すだけ」と語ったが、かつてないほどの逆風が吹いている。

 ▼道渕の女性トラブル 20日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)がMF道渕による交際女性への暴力行為などを報道した。クラブによると、8月9~10日にかけて道渕と女性との間にトラブルがあり、14日に女性の関係者から電話を受けて事案を認識。17日に自宅待機を決定し、Jリーグに報告した上で18日から9月7日までクラブ活動には参加させなかった。9月5日に道渕の弁護士から示談成立の報告があった。道渕は7日に警察の事情聴取を受け、同日午後には帰宅を許された。クラブは8日から練習に復帰させ、試合にも起用していた。週刊誌に掲載された包丁を手に持つ写真など、認知していない事実が発覚したことで、契約解除に至った。

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