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FC東京・室屋、急転直下の独移籍 オファーは1週間前「短いキャリアを考えたら断ることができなかった」

[ 2020年8月14日 13:30 ]

独2部ハノーバーへの移籍が決まったDF室屋(C)F.C.TOKYO
Photo By 提供写真

 ドイツ2部ハノーバーへの完全移籍が発表された日本代表DF室屋成(26=FC東京)が14日、オンラインで取材に応じ、「Jにいるから成長できないとは一切思っていない。オファーが届いた時にに単純にサッカー選手として海外でプレーしたい、経験したことのない環境を経験したいと思った」と心境を語った。

 急転直下の移籍劇だった。ハノーバーから正式にオファーが届いたのは約1週間前。それから強化部や長谷川健太監督(54)と話し合いを重ね、海外挑戦への思いを伝えた。

 「シーズン途中で移籍することはチームに迷惑をかけるし、すごく申し訳ないと感じている。ただ、サッカー選手の短いキャリア、人生のことを考えたらオファーが届いた時に断ることができなかったというのが素直な気持ち」

 ハノーバーには森保ジャパンでも同僚のMF原口元気(29)が所属しており、すでに電話でやり取りをかわしたという。「(原口)元気くんからは向こうの状況を聞いて、そのうえで何回も誘われた。電話で『来るっしょ』みたいな感じで言ってた」。すでにチーム状況や環境など情報は入手済み。さらに過去には日本代表DF酒井宏樹(30=現マルセイユ)やMF清武弘嗣(30=現C大阪)らも在籍しており、「日本人に対して理解のあるチームだと思っていて、適応しやすい環境だと思っている」と話した。

 なお、あす15日のホーム名古屋戦がFC東京でのラストゲームで、試合後には壮行セレモニーも行われる予定となっている。

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