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ライプチヒ 初の4強、若き“秘密兵器”が大仕事 オルモ先制弾にアダムズ決勝弾

[ 2020年8月14日 17:02 ]

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝   ライプチヒ2―1アトレチコ・マドリード ( 2020年8月13日    ポルトガル・リスボン )

<ライプチヒーアトレチコ・マドリード>決勝ゴールを決めるアダムズ(AP)
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 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は13日、ポルトガル・リスボンで準々決勝の1試合が無観客で行われ、ライプチヒ(ドイツ)が2―1でアトレチコ・マドリード(スペイン)を破り、2度目の出場で初の4強入りを決めた。18日の準決勝でパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦する。

 若手がエースの穴を埋めた。ライプチヒは今季チーム最多公式戦34点のドイツ代表FWティモ・ウェルナー(24)がチェルシー(イングランド)に移籍したため不在。前日会見でユリアン・ナーゲルスマン監督(33)が「これまでウェルナーの陰に隠れていた選手が能力を示すチャンスだ」と話していた”予言”が的中した。

 1月にディナモ・ザグレブ(クロアチア)から加入したスペイン代表MFダニ・オルモ(22)が先制ゴール。堅守の相手を細かいパスをつないで押し込むと、最後は右クロスから、ゴール前に走り込んだ司令塔が頭で押し込んだ。

 1―1に追いつかれて迎えた後半43分には途中出場の米国代表MFテイラー・アダムズ(21)が決勝ゴールを決めた。相手のお株を奪う堅守からの速攻で、アダムズがミドルシュート。相手選手に当たってコースが変わったボールがゴールネットを揺らした。

 オルモはディナモ・ザグレブで欧州CLに6試合出場しているが、ライプチヒでは初出場。アダムズは欧州CL出場2試合目での初得点だった。若き策士ナーゲルスマン監督の“秘密兵器”が大仕事をやってのけた。

 守ってはスペイン代表FWディエゴコスタ(31)らを相手に1対1で強さを発揮したU―21フランス代表DFダヨ・ウパメカノ(21)がマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。ナーゲルスマン監督は「若いチームに緊張はなかった。(1回戦)でトットナムを破り、今度はアトレチコに勝った。チームの力。本当に素晴らしい」とイレブンを称賛。敵将のディエゴ・シメオネ監督(50)は「1対1で勝てず、スピードも相手が上だった。我々が望むようなプレーができなかった。(ライプチヒの)熱意とフレッシュさは素晴らしい。言い訳はない。フェアに戦って敗れた。相手を祝福したい」と潔く勝者を称えた。

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