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久保裕也 MLSシンシナティ移籍が決定「シーズンのスタートが待ち遠しい」

[ 2020年1月10日 05:31 ]

MLSシンシナティに移籍したFW久保裕也
Photo By 提供写真

 MLSシンシナティは9日、ベルギー1部ヘントからFW久保裕也(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。年俸制限のない「特別指定選手」として、3年契約+1年の契約延長オプション付き。背番号は「7」に決定した。3月1日(日本時間2日)のリーグ開幕ニューヨーク・レッドブルズ戦でアメリカデビューする可能性が高い。

 すでに現地入りし、メディカルチェックもパスした久保は「チームがしっかりした興味を持ってくれて、素晴らしいプロジェクトを示してくれた。成長過程のアメリカで自分も一層の成長をしたいと思えた」と新天地に選んだ理由を明言。ベルギーリーグでは負傷の影響もあって今季公式戦12試合3得点に留まり「個人としてはFWとして、10得点10アシストを目標にしたい」と巻き返しを期す。

 シンシナティは19年シーズンからMLSに参入。昨季は東地区12チーム中最下位ながら、シーズン平均2万7336人を動員した。同地区は秋山翔吾(前西武)が新加入するMLBレッズやNFLベンガルズが本拠地を置くなどスポーツが盛んな地。「サポーターの数や雰囲気はかなり良いと感じる。シーズンのスタートが待ち遠しい」と自身5カ国目の挑戦を心待ちにした。

 18年3月以降は日本代表招集なし。だがアメリカでゴールを量産すれば、再び日の丸の舞台に戻る可能性はある。リオ五輪世代エースストライカーの新しい物語が始まった。

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