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浦和新助っ人FWレオナルド「23点」目標!J史上初の3カテゴリー得点王に照準

[ 2020年1月10日 05:30 ]

浦和の新加入会見。左がレオナルド、右が伊藤
Photo By スポニチ

 昨季14位からの巻き返しを図る浦和が9日、新加入会見を開いた。新助っ人FWレオナルド(22)は18年にJ3、19年にJ2で得点王に輝いた期待のストライカー。J1で迎える今季は異なるカテゴリーでの3年連続得点王に照準を定め、将来的には日本代表入りを目指すという“ジャパニーズ・ドリーム”も掲げた。

 新助っ人は数字にこだわりが強い。大好きな数字は、腕のタトゥーにもある「9」。だから背番号は4+5で45番にした。今季の目標得点は「23点」と妙に具体的だ。「18年はジョー(名古屋)が24点、昨季はマルコス・ジュニオール(横浜)が15点。平均すると23点取れば得点王になれる」と説明した。

 昨季から過去5年間のJ1得点王の得点数をさかのぼると15→24→23→19→23。確かに23点が目安となる。元々、ゴール前で力を発揮するタイプで、助走が変則的なPKも持ち味の一つ。「GKの集中力を低下させるのが目的」と言った。とぼとぼ歩くような助走も駆け引きだ。昨季浦和の総得点34はリーグワースト4位。救世主としても期待がかかる。

 夢も膨らむ。「チャンスがあれば日本国籍を取得し、日本代表でプレーしたい」と明言。取得条件となる5年間在住と、日本語能力の向上も目指す。現時点で浦和の新加入は3人だけ。全国高校選手権を戦っている青森山田のMF武田英寿が欠席のため、会見参加は歴代最少レベルの2人のみだったが、壮大なジャパニーズ・ドリームはその寂しさも吹き飛ばす勢いだった。

 ≪2カテゴリーは4人≫Jリーグの複数カテゴリーで得点王を獲得したのはエメルソン(00年J2札幌→04年J1浦和)、ジュニーニョ(04年J2川崎F→07年J1同)、佐藤寿人(08年J2広島→12年J1同)、レオナルド(18年J3鳥取→19年J2新潟)の4人。レオナルドが今季J1で得点王となれば、J2→J1の2年連続も、3カテゴリー制覇も、ともに初の快挙となる。

 ◆レオナルド 1997年5月28日生まれ、ブラジル出身の22歳。サントスの下部組織出身で総合力の高いFW。18年に浦和OBでJ3鳥取GMの岡野雅行氏の目に留まり来日。J3では31戦24得点で得点王、昨季はJ2新潟に移籍し38戦28得点で得点王に輝く。好きな食べ物はうどんという親日派。1メートル80、71キロ。

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2020年1月10日のニュース