浦和 興梠、後半48分劇的逆転弾!クラブ1位福田に並んだ通算91点

[ 2019年6月16日 05:30 ]

明治安田生命J1第15節   浦和2―1鳥栖 ( 2019年6月15日    埼玉 )

後半、決勝ゴールを決めた浦和・興梠はサポーターとともに喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 浦和は15日、J1の中断明けとなった鳥栖戦に2―1と逆転勝ちした。0―1の前半31分、MF宇賀神友弥(31)が同点弾を決めると、後半アディショナルタイムにはFW興梠慎三(32)が劇的な勝ち越しゴール。興梠にとって浦和でのJ1通算91点目となり、歴代1位の福田正博に並んだ。ホームでの連敗を3で止め、リーグ戦では6戦ぶりの勝利となった。

 ドラマはまたも、後半アディショナルタイムに待っていた。勝負を懸けた逆襲のカウンター。最後は興梠の右足がマルティネスからの山なりパスを点で捉え、そのまま冷静に流し込んだ。「マルちゃんはスピードがある。近寄るよりは離れてスペースをつくった方がいい」。ボールから離れるように右の大外へ、走ったエース。劇的な得点シーンは、嗅覚のたまものだった。

 「平成最後」のゴールを決めた4月28日の清水戦から6戦目。その間、興梠の沈黙とともに浦和も勝利から遠ざかった。「前の選手が点を取れば、チームは勝つ。改めて思った」と言う。くしくも清水戦と同様、ゴールは土壇場に飛び出した。興梠は「疲れていた分、逆に冷静に決められた」と笑うが、勝負強さこそ真骨頂だ。

 新ミスターレッズの襲名だ。興梠にとっての「令和1号」は2人の偉大な先人の記録を呼び起こした。13年の浦和移籍からJ1通算91点目とし、歴代1位の福田正博に並んだ。「肩を並べられたことはうれしいけどサポーターから見れば福田さんこそ頂点の存在。もっと点を決めて“浦和と言えば興梠慎三”と呼ばれるようになりたい」と頬を緩めた。

 J1では通算140点目。同139点の三浦知良(横浜FC)を抜き、歴代単独6位に浮上した。「うれしいですよね。でもまだ上には上がいる。マルキーニョスはお手本とする選手。(鹿島時代の)あの2トップは今でも忘れられませんから」。次なるターゲットは通算152点で歴代5位に君臨するマルキーニョス。新ミスターレッズの挑戦には続きがある。

 今季、苦しんできたホームでは7戦ぶりの勝利。この日も代名詞のオールバックで戦った大槻監督は劇的弾の要因を問われ「選手の頑張りとサポーターの後押しです」と即答した。前節の川崎F戦はラストプレーで同点に追いつき、今回はアディショナルタイムに勝ち越した。就任から2戦、いずれも土壇場で試合を動かした。戦術面ではまだ上積みの要素を残すも、戦う姿勢、勝利への執念は間違いなく浸透している。赤い悪魔が逆襲の気配を漂わせてきた。

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2019年6月16日のニュース