18歳久保 レアル決定で決意表明「いいニュース届けられれば」

[ 2019年6月16日 05:30 ]

本格練習前に軽快にリフティングする久保建(撮影・大塚 徹)
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 スペインの名門レアル・マドリードへの移籍が決まった日本代表MF久保建英(18)が14日(日本時間15日)、南米選手権出場のため合宿中のブラジル・サンパウロで移籍決定後初めて取材に応じた。スペイン人記者が練習場に急きょ駆けつけるなど、早くも熱視線が注がれる中、重圧をエネルギーに変える活躍を誓った。

 「レアルの久保」が、初めて口を開いた。南米選手権1次リーグの初戦チリ戦を3日後に控えた14日。「大会に集中したい」とRマドリードに関する質問をNGとしたが、試合に懸ける思いに現在の心境が詰まっていた。「注目が集まっているのだとしたら、いいニュースを届けられれば、それが2倍にも3倍にもなる。逆につまずいたら、いい意味でも悪い意味でも大きく取り上げられる。自分に残された選択肢としては、いい方に取り上げられればいい」。18歳の決意表明だった。

 約120カ国に中継される南米選手権。「白い巨人」に加わる日本人がどんなプレーをするのか――。全世界から注目される。チリ戦ではMFビダル、次節のウルグアイ戦ではFWスアレス。2戦連続で古巣バルセロナの名選手との“クラシコ”も待っている。「そこ(トップ選手)に勝つことや自分のプレーを出すことができれば、今後に向けた自分の自信になる」。物おじしないプレーで、世界的スターへの第一歩を踏み出す。

 南米選手権は欧州選手権より44年も早い、1916年に始まった伝統の大会。「歴史がある大会で、W杯と同じ規模だと勝手に自分は思っている」。17年に出場したU―20のW杯では無得点で敗退し、大会を去った。「あの時は(相手との差が)中学生と大学生のようだった。(今は)ある程度、体もできているのでプレースピードもあまり変わらないかな、と思う。大口を叩くわけじゃないけど、自信がないわけじゃない」。体幹強化に励み、2年間で著しく成長。今度は胸を張って世界のライバルに挑むことができる。

 この日の日本の練習には、久保を目当てに複数のスペインメディアが取材に訪れ、ブラジル版「FOX SPORTS」の報道で今大会注目選手10人に挙げられるなど、世界的なフィーバーの予感が漂う。日本の至宝からレアル、そして世界の至宝への道のり。周囲の熱量に戸惑うことなく、久保は冷静に、世界を沸騰させるプレーの瞬間を待っている。

 本大会はDAZNが独占中継。

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