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ビジャ 自画自賛2戦連発!“VIP”躍動で神戸連勝

[ 2019年3月11日 05:30 ]

<仙台・神戸>3点目を喜ぶ神戸の(左から)イニエスタ、ビジャ、ポドルスキ(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1第3節は10日、各地で3試合が行われ、アウェーで仙台と対戦した神戸は、3―1で逆転勝利を飾った。元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が決勝点となる2試合連続ゴールを決めただけでなく、FW古橋亨梧(24)も1得点1アシストの活躍。「VIP」を中心に前線が連動し、2連勝で勝ち点6とし、5位に浮上した。

 後半開始のホイッスルが鳴ってから、わずか20秒後だった。MFイニエスタのスルーパスに反応した古橋が左サイドを抜け出すと、ゴール前に走り込んだビジャは相手DFと駆け引きをしながらニアサイドへ。送られてきたクロスを右足ダイレクトで流し込み、2戦連発で神戸の逆転勝利を呼び込んだ。

 「素晴らしいカウンターだったし、相手より高い集中力で後半に入ることができた。(DFとの駆け引きは)ストライカーの典型的な動きだね」。前節の鳥栖戦に続き決勝点をマークした背番号7は充実した表情で振り返った。

 後半19分にはビジャ、イニエスタとつなぎ、最後はFWポドルスキが相手のオウンゴールを誘発。「VIP」の連係で仙台を突き放した。3人だけではない。左FWとして1得点1アシストと暴れたのが古橋だ。1点を追う前半32分、イニエスタからの折り返しを巧みに頭で合わせ、今季初得点となる同点弾。ビジャの決勝点もアシストし「走ればスルーパスは出てくる」と自信を示した。

 前線を操るトップ下のイニエスタも「最後の15分間はコントロールを失ってしまった」と課題を挙げながらも、「ゆっくり攻撃するだけじゃなく、速い展開も織り交ぜることで相手は読みにくい状況になる。今のチームが向かっている道は良いものだし、この道を進んでいきたい」と確かな手応えを口にした。

 注目を集める「VIP」トリオの世界基準を吸収した日本人選手も3人に連動。今季最多となる3得点を奪った。この攻撃力が本物なら、神戸がJ1の舞台を突っ走っても不思議ではない。

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