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松本 今季初黒星…前田不発、“不運”PK1失点が追いつけず

[ 2019年3月10日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   松本0―1浦和 ( 2019年3月9日    サンアル )

今季初黒星を喫しがっくり引き揚げる松本山雅イレブン
Photo By スポニチ

 松本山雅はホーム開幕戦で浦和に0―1で競り負け、今季初黒星を喫した。後半27分にDF橋内優也(31)がハンドでPKを与えて痛恨の失点。攻撃では先発したFW永井龍(27)が決定機を逃して無得点に終わり、内容で上回りながら結果に結び付けることができなかった。

 満員のホーム開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。前線からのプレスで相手に自由を与えず、何度も好機を築きながら結果は1点差の黒星。

 反町監督は「持っている力は最大限に発揮した」とイレブンを称えた一方で「同じ土俵でも横綱(浦和)と小結(山雅)。小結が横綱に勝つためには相当な努力をしないといけない。この1点差に大きな隔たりがある」と訴えた。

 内容は互角以上だった。ハードワークを主体に終始流れをつかんでいただけに、悔やまれる失点だった。後半27分にクロスのブロックを試みた橋内に当たり、主審は少しためらいながら判定はPK。「手に当たったことは間違いない。スライディングにいってたけど(主審に)確認したら“距離の問題”と言われた。しょうがない」と橋内。不運な形で先制を許した。

 攻撃では後半21分に左サイドから高橋の低いクロスを永井が合わせたが、うまくヒットしなかった。永井は「止めて右に流し込めたかな。代表、得点ランクの上位はしっかり決めてくる。冷静さとFWとしてのスキルがあれば」と決定機を生かせなかったことを悔やんだ。

 相手はACLのブリラム(タイ)戦から中2日。山雅はルヴァン杯で主力を温存して臨んだ。コンディションの差は歴然だったものの、勝利をつかむことはできなかった。シュートも相手の4本を上回る6本を放ちながら、ゴールは遠かった。「これでズルズルいかないことが大事。次の2試合(敵地のG大阪戦と広島戦)をいい形で終えられるようにしたい」と指揮官。痛恨の初黒星で出た課題を修正できるか。J1生き残りを目指す山雅の戦いは続く。

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2019年3月10日のニュース