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神戸FWビジャ 3トップの最前線で真価証明

[ 2019年2月19日 09:48 ]

ビジャ
Photo By スポニチ

 【19年J1注目の男(16)神戸】元ドイツ代表FWポドルスキに元スペイン代表MFイニエスタ。そこに今季は元スペイン代表FWビジャが加わった。クラブ悲願の初タイトルを手にする陣容がそろった。

 その中で得点源としてビジャにかかる期待は大きい。昨年のチームトップスコアラーはMF三田の6得点。夏にイニエスタが加入しても、その魔法のようなパスをゴールに叩き込むスコアラーが不在だった。10年のW杯南アフリカ大会で得点王に輝いたビジャはさまざまな得点パターンを持ち、スペイン代表では歴代最多得点記録を保持。13日の練習試合・光州(韓国2部)戦では直接FKを決めて実力の片鱗(へんりん)を見せつけた。イニエスタも「彼が主役になれるようにサポートしていきたい」と太鼓判を押す。

 肝心のビジャは一貫して「自分の得点数よりも、チームが何得点したかが大事なんだ」と威勢の良い言葉は口にしない。ただクラブは今季の躍進を期して1試合30万円のプレミアムチケット「1day VIP ticket」を発売。神戸が誇る「VIP」トリオが、特にビジャがネットを数多く揺らさなければ、その価値は証明できない。

 ◆ダビド・ビジャ(David Villa)1981年12月3日生まれ、スペイン・アストゥリアス州ラングレオ出身の37歳。バレンシア、バルセロナ、Aマドリードなどでプレーし、スペイン1部通算352試合出場186得点。米MLSニューヨーク・シティー時代はリーグ通算124試合80得点。スペイン代表としては国際Aマッチ通算99試合59得点。08年欧州選手権と10年W杯南アフリカ大会で得点王となり、母国を優勝に導いた。1メートル75、69キロ。利き足は右。

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2019年2月19日のニュース