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香川が移籍会見で盟友・長友に挑戦状「おいしい食事の借りはダービーで勝って返す」

[ 2019年2月5日 20:38 ]

トルコ1部リーグ、ベシクタシュに加入し、笑顔で記者会見する香川真司
Photo By 共同

 ドイツ1部ドルトムントからトルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍した元日本代表MF香川真司(29)が5日、移籍会見に臨んだ。

 ダークスーツに身を包んで会場に現れ、まずは「本当にここに来れて非常に幸せですし、何より着いた日からサポーター、選手、イスタンブールの街、すべての皆が僕にしてくれる優しさであったり、そういうものに非常に感動しています。必ずここでチームの勝利に貢献してベシクタシュというチームを1つでも上の順位に上げられるように頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」と切り出した香川。

 イスタンブールの街については「誰もが素晴らしい街だと。長友と話しても、彼は非常に素晴らしい街だと。イスタンブールという街での生活も非常に楽しみにしています。食事も非常においしいということで、海もありますし、非常に美しい街だなという風に思います」と盟友である日本代表DF長友佑都(32=ガラタサライ)の名前も出して印象を語り、ベシクタシュというチームについて聞かれると「歴史のあるクラブだと思いますし、何よりスタジアム、ファンが素晴らしいなと。そして、所属している選手のクオリティーも非常に高いので、ここから後半戦少しでもチームの力になれるように皆と一緒に戦っていきたいなと。そして、土曜日の試合が非常に楽しみです」と抱負を口にした。

 会見前に更新したツイッターでは長友の自宅に招かれ、長友の妻でタレントの平愛梨(34)が作った料理を堪能したことなどを明かしていたが、会見で長友とどのような話をしたのかについて聞かれると「きのう長友と…選手とお会いして、彼の家で食事をして、いろいろイスタンブールの街であったり、日本食であったり、どこで買えばいいのか、そういうプライベートな話であったり。あとはチーム状況ですね、お互いのチーム状況の話をしたり。細かい話はできないですけど、そういう話はしました」とコメント。

 お互いの所属チームが最大のライバルであることに関しては「彼にきのうおいしい食事を家でごちそうしてもらったので、是非この借りはね、そのダービーで僕たちが勝って返せればいいなと思います」と話して会場の笑いを誘った。

 香川は移籍期限最終日の1月31日にベシクタシュへの期限付き移籍が発表され、今月3日(日本時間4日)に行われたアウェーのアンタルヤスポル戦で衝撃デビュー。4―1と3点リードの後半36分に途中出場してからわずか18秒後のファーストタッチでデビュー弾を叩き込むと、直後には約20メートルの位置から縦に落ちる直接FKを決め、途中出場からわずか3分間で2ゴールを挙げるという離れ業を演じた。

 「僕自身、想像していなかった…というのも、いきなり試合に出てファーストタッチ目でゴールをできるというのは夢のような感じというか。非常にあの日のことはこれからも一生忘れない出来事ですし、これ以上ないスタートが切れたのは本当にうれしく思っています。ただ、1試合に過ぎないので、これを継続して皆さんにパフォーマンスを見せられるように次の試合からまた頑張っていきたいと思います」と話していた。

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