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鳥栖DF原輝綺、東京五輪へ成長誓う攻守の要「ワクワクしている」

[ 2019年2月5日 05:30 ]

 【19年J1注目の男(3)鳥栖】 20年東京五輪代表有力候補の若き逸材が、2年連続の熱いオファーを受け鳥栖に加入した。

 新潟でのルーキーイヤー以来、2年ぶりにJ1でプレーする原輝綺(20)は「五輪までにJ1でプレーしたいと思っていたし、個人的にはワクワクしている」と語る。センターバックからボランチまでハイレベルでこなすポリバレントな能力の持ち主は、カレーラス新監督の下では右サイドバック(SB)での起用が濃厚だ。「守備の人間なのでまずはゼロに抑えること」、加えて「対人で負けないことをベースにどんどん攻撃に加わって、最後ワンツーで顔を出す、クロスまで持っていく、あるいはシュートで終われるようなプレーを心掛けたい」と意気込む。

 代表では守備に砕身しながら、鋭い縦パスや正確なクロスで攻撃のスイッチを入れる。チームにとってもスペイン人指揮官が掲げるパスワークのコンビネーションサッカーに不可欠な要素だ。昨季はトーレスや金崎ら強力FW陣を生かすパスを生めず、リーグ最少の29得点に終わった攻撃の起爆剤としての期待もかかる。

 目標の東京五輪を翌年に控えた大事な一年。「コンスタントに試合に絡んで出場機会を得る。それは森保さんにも言われていることで外せない。SBで10回出たなら5回は完封したい」。攻守で輝く鳥栖の右サイドに注目だ。

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2019年2月5日のニュース