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【川本治 視点】急落縦回転FK!香川は森保ジャパンの新兵器だ

[ 2019年2月5日 08:16 ]

トルコ1部   ベシクタシュ6―2アンタルヤスポル ( 2019年2月3日 )

アンタルヤスポル戦の終了後、笑顔を見せるベシクタシュの香川(左)
Photo By 共同

 あのキックはもう一度蹴れと言われても、簡単にできるものではない。香川は縦回転で右上を狙ったが、予想以上に低い弾道になり、ワンバウンドしたのだと思う。こするように蹴ると鋭い回転がかかりカーブするが、落ちるボールを蹴るには無回転のブレ球と同じような蹴り方をする必要がある。足の甲を固定し、ボールの中心より少し下を強く蹴る。甲のやや内側でボールに当たる面積が広くなるように意識するのがポイントだ。

 強いボールだったのでバウンドしたことでより変化した。相手のGKも左上を警戒していて、逆に来たために動けなかった。止まったボールを緩く蹴ってワンバウンドさせるならそれほど難しくないが、速いボールでバウンドさせるのは非常に難しい。こういうボールが蹴れるというのはコンディションが上がり、調子がいい証拠。完全復活したと言っていいだろう。

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2019年2月5日のニュース