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鹿島・昌子 勝利を導く先制ゴール ACL優勝後の公式戦2連勝「アジアを獲って変な試合はできん」

[ 2018年11月24日 18:26 ]

<仙台―鹿島>前半、パスを出す鹿島・昌子
Photo By 共同

 鹿島のDF昌子源(25)が、仙台戦で3―0の快勝に導く先制ゴールを決めた。前半34分のFK。キッカーのMF遠藤が後方のDF永木に下げ、永木がクロス。混戦の中で前方のDF西がボールに触った時、中央でこぼれ球を待っていた昌子の頭の中にはシュートの絵ができていた。

 「1発目のシュートは必ず何人か飛び込んで来るかなと思っていた」。前方の混戦の中からボールがこぼれてくると、あえて1度キックフェイント。相手のマークのタイミングをずらしてから、もう一度右足で蹴り込み、日本代表GKシュミットから今季公式戦初得点を奪った。

 今冬の移籍に向けてフランス1部のトゥールーズからオファーが届いているセンターバックは、米子北高1年の途中まではFWだった。ゴールを決めると、次々と仲間が駆け寄り、手荒く祝福。「さすが元FW!」と決定力を褒められた。

 1―0の後半25分には右足関節ねん挫から先発で戦列復帰したFW鈴木のアシストからDF安西が頭で追加。さらに5分後にはFWセルジーニョが3点目を奪って試合を決定づけた。左ハムストリング筋損傷のDF内田も後半37分から約1カ月半ぶりにピッチに復帰した。

 3―0で勝利し、3位をキープしながら2位の広島に勝ち点1差まで肉薄。今夏移籍したFW金崎が在籍する鳥栖との最終節次第では、順位が入れ替わる可能性もある。昌子は「アジア(のタイトル)を獲って変な試合はできん」という思いと、「(ブラジルに帰国した)ジーコさん(テクニカルディレクター)が留守の間に勝てんのは嫌」というチームの思いが、ACL優勝後の公式戦2連勝に結びついていると分析。「鹿島は終盤に強い。ここから落ちないということを証明したい」と力を込めた。

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2018年11月24日のニュース