各クラブの久米チルドレンも突然の訃報にショック…Ｇ大阪・藤本、長崎・磯村「突然すぎて…」

清水の久米一正ゼネラルマネジャー
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　Ｊリーグ各クラブの久米チルドレンも突然の訃報にショックを隠せなかった。Ｇ大阪―長崎には元日本代表ＭＦ藤本淳吾（３４＝Ｇ大阪）と同ＭＦ磯村亮太（２７＝長崎）。藤本は筑波大から０６年にＪ１清水に入団。磯村は０９年に名古屋ユースから昇格した。

　藤本は「昨日は眠れなかった」といい「練習参加していた清水から翌日の筑波大の練習に間に合うように帰らないといけない時があった。その時、（強化育成本部長だった）久米さんが自動車で筑波まで送ってくれた」と言葉を絞り出した。磯村はプロ契約書にサインをする時に、当時、名古屋ＧＭを務めていた久米氏から自前の万年筆を渡されて「これでサインしろ。このペンでサインした選手は皆、Ａ代表まで上り詰めている」とハッパを掛けられたという。事実、磯村は１１年のザックジャパンに招集され「久米さんのおかげですね」と述懐した。

　昨年９月９日には新潟に移籍した磯村の様子を見に、わざわざ名古屋から駆けつけるなど、久米氏は多くの人間の心を掴んできた。それだけに両者ともに「突然すぎて…」と現実を受け入れられない様子だった。