清水・左伴社長あいさつ全文「久米が昨日、旅立ちました。最期に私に残していった言葉が2つあります」

[ 2018年11月24日 19:14 ]

明治安田生命J1第33節   清水3―3神戸 ( 2018年11月24日    アイスタ )

<清水・神戸>試合前、黙とうをする清水イレブン
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 清水は今季ホーム最終戦となった神戸戦を3―3で引き分けた。

 試合前日の23日午後11時3分に取締役副社長兼ゼネラルマネジャー(GM)の久米一正氏が大腸がんのため63歳で他界。Jリーグ創設に貢献し、柏の強化部門責任者や名古屋では社長も務めた久米氏に勝利を捧げることはできなかったが、喪章を着用して臨んだ試合で、2点ビハインドを最後はGK六反のゴールで追いついて引き分けに持ち込んだ。

 激しい接触プレーで負傷する選手や退場者が続出し、再三小競り合いが起きるなど荒れた試合。4分が掲示されたアディショナルタイムは19分間に及び、六反の同点ゴールは後半59分という時間だった。

 試合後、ホーム最終戦あいさつに立った左伴繁雄社長(63)のコメントは以下の通り。

 静かに聞いていただいて感謝いたします。神戸のサポーターの皆さん、遠路はるばるお越しいただきましてありがとうございました。しばしの時間をいただきたいと思います。

 本日のホームゲーム、ラストとなりました。今シーズンは残りあと1試合。今の段階で年度初めにコミットさせていただきました1桁順位、トップチームの1桁順位は現在7位ということであります。

 これから話す話は、用意してきた話はやめて、エスパルスで最も熱く、強く働いた男の話をさせてください。

 久米が昨日、旅立ちました。最期に私に残していった言葉が2つあります。1つは、社長室のドアを閉めて…同期(ともに1955年生まれ)なんです。社長も副社長もないんです。左伴、お前は経営者だから1桁順位でいい。けども、今のチームは絶対5位には入れる。ラストの試合、結果しだいでは、その可能性を残しました。もう1つ、彼が遺していった言葉は、1年、その短い時間の中で久米がいなくなっても同じように仕事できるようにしてあるから。今の仲間を信用しろ、と。

 その仲間は強化(スタッフ)だけではありません。フロントやチーム、ここにお越しの皆さん、エスパルスを応援してくれているすべての皆さんを信じて、このまま戦い続けろと、そういうメッセージだと思います。

 (場内からの拍手に)ありがとうございます。用意していない台本なので延々と続かないようにこのへんで切り上げますけども、過去3回、この場に立ちまして、あいさつさせていただきました。刺すような眼差しの中で、次の試合絶対勝とうと、サッカーやってる場合じゃない、勝つんだと。そんなあいさつばっかりしてたような気がしますけども、次のラストゲームは選手たちにすべてを忘れて彼らが一番やりたい、やりたがってるサッカーで勝ちにいき、そして来年そのサッカーで勝負に出たいと、いう風に思いますので。これからも皆さんのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。

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