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遠藤航 ベルギー1部完全移籍!C大阪戦が浦和ラストマッチに

[ 2018年7月22日 05:30 ]

ベルギーへの移籍が決まった浦和の日本代表DF遠藤航
Photo By スポニチ

 浦和は21日、日本代表DF遠藤航(25)が、ベルギー1部シントトロイデンに完全移籍することで基本合意したと発表した。関係者によれば来週25日にも渡欧し、メディカル検査を経て正式サインとなる見通し。22日のC大阪戦(ヤンマー)が、浦和でのラストマッチになる。

 遠藤はこの日、チームと大阪入り。浦和2年半の在籍で16年ルヴァン杯、昨季ACL優勝を経験した。クラブを通じ「ファン、サポーターの皆さんには突然の報告になってしまい申し訳ありません。C大阪戦が最後の試合となりますが、勝ってベルギーに行けるよう頑張りますので熱い声援をお願いいたします」とコメントした。

 背中を押したのはやはりW杯ロシア大会での悔しさだ。初選出も出場機会なし。帰国後は4年後のカタール大会を明確にイメージするようになった。「全てにおいて成長したい。1対1、世界を相手にも負けないことを意識したい」と話していた。守備的なポジションならほぼ全てをこなす万能戦士はさらなる成長を見据え、欧州に新天地を求めた。

 シントトロイデンは昨年11月、日本のDMMグループが経営権を取得。1月にはJ2福岡からDF冨安、今夏には浦和時代の同僚でもあるMF関根をドイツ2部インゴルシュタットから獲得した。リーグ開幕は28日、日本代表DF植田が加入したセルクル・ブリュージュをホームに迎える。注目の日本人ダービーが欧州デビュー戦となりそうだ。

 ◆遠藤 航(えんどう・わたる)1993年(平5)2月9日生まれ、神奈川県出身の25歳。湘南の下部組織から湘南を経て16年に浦和に移籍。ボランチ、SB、CBをこなし、各年代別の日本代表にも選出。16年リオ五輪では主将を務めた。J1通算126戦13得点。国際Aマッチ通算12戦出場。18日の名古屋戦では今季初を含む2得点をマーク。1メートル78、75キロ。

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2018年7月22日のニュース