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きょうJデビュー イニエスタ経済効果100億円!チケット&グッズ大売れ 商店街も活気

[ 2018年7月22日 07:25 ]

湘南戦でJリーグデビューする神戸MFイニエスタ(右)(撮影・坂田高浩)
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 サッカーW杯ロシア大会のスペイン代表で、J1神戸に新加入したアンドレス・イニエスタ(34)が22日のホーム湘南戦でデビューする。地元・神戸はスーパースターへの期待で盛り上がり、チケット販売の急伸だけでなく、関連商品や飲食の売り上げにも波及。専門家は“イニエスタ経済効果”を「100億円近い」と分析している。

 J1神戸によると、7〜8月のホーム指定席はほぼ完売。少しでも近くで見たいのか、1万円の最前列席から売れたという。問い合わせもひっきりなし。クラブ関係者も「売れ行きの爆発力が凄い」と驚くばかりだ。

 神戸市内の公式ショップでは、来日した18日からタオルマフラーやTシャツを販売。客の大半がイニエスタグッズ目当てで、名前と背番号が入ったレプリカユニホームは生産が追いつかず、予約しても買えるのは9月上旬以降という。ショップ担当者によると、海外からの問い合わせも多く「アジアや欧米など世界からお客さまが来てくれてうれしい」と声を弾ませた。

 クラブ本拠のノエビアスタジアム神戸に近い笠松商店街は、波及効果を待ちわびる。22日には商店街にスペイン国旗を掲げる予定で小笠原由晃理事長(34)は「観客も増えるし、盛り上がりに乗っていきたい」と期待した。

 関西大の宮本勝浩名誉教授(73)の試算によると、イニエスタ効果は「神戸を中心にした関西地域で約79億円。日本全体で約100億円」という。J1神戸がアウェーで対戦する他クラブも恩恵を受けるとみられ、超大物選手がもたらす経済効果は、神戸だけにとどまるものではなさそうだ。

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2018年7月22日のニュース