×

ベルギー9発通過!タレント軍団の赤い悪魔 青き侍と7・2激突

[ 2018年6月30日 05:30 ]

W杯1次リーグG組   ベルギー1―0イングランド ( 2018年6月28日    カリーニングラード )

後半に先制ゴールを決めたヤヌザイ(AP)
Photo By AP

 G組のベルギーは28日にイングランドと対戦し、1―0で勝って3連勝を飾った。先発9人を入れ替えた中、FWアドナン・ヤヌザイ(23=Rソシエダード)が後半6分に決勝弾。既に2大会連続でベスト16入りを決めていたが、首位突破で決勝トーナメント1回戦で日本との対戦が決まった。爆発的な得点力を誇るスター軍団は今大会も好調。初の8強入りを目指す日本の前に悠然と立ちはだかる。

 ベルギーは“2軍”でも強かった。マルティネス監督は先発9人を入れ替える余裕の采配。相手も先発8人を入れ替えたが、最後は力の差を見せつけて3戦全勝。スペイン人指揮官は「フィールドプレーヤー全員を起用できた。収穫は多い」と理想的な内容と結果に満足げだった。

 この日は左足首に不安を抱えるエースFWルカク、MFデブルイネ、FWのE・アザールらを温存。だが、代わりに出場した選手も得点を決めたヤヌザイら、欧州トップレベルで活躍するタレントで、移籍専門サイト・トランスファーマーケットの市場価値は実に計283億円。西野ジャパン23人の計98億円を軽く上回る。日本が先発を6人替えて敗れた一方で、選手層の厚さをまざまざと見せつけた格好。まさに恐るべきスター軍団だ。

 日本とは1―0で勝利した昨年11月の親善試合以来の対戦。ベルギーが圧倒的有利との声が多い中、GKクルトワが「飛び抜けた選手はいないがチームとしては強いと思う」と日本の印象を語り、フェライニも「欧州でプレーしている選手が多いので、質が高いということだろう」と警戒感を示した。勝てば準々決勝でブラジルと当たる可能性もあるが、指揮官も「先のことを考えるのは危険。今は日本のことが最優先」とまずは中3日で迎える日本戦に集中してい様子。油断はない。

 イングランド戦では負傷で出遅れていた主将DFコンパニーも復帰。欧州予選10試合で43得点と圧倒的な破壊力を見せつけた攻撃陣は、今大会の1次リーグ3試合でも9得点を挙げ出場32カ国でトップ。万全の状態で日本を迎え撃つ。

続きを表示

2018年6月30日のニュース