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【日本VSポーランド データで分析】長くなったラストパスの距離 先発入れ替えで連携不足明白

[ 2018年6月30日 10:51 ]

W杯1次リーグH組   日本0―1ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )

<日本・ポーランド>W杯初先発も不発に終わった宇佐美(右)(撮影・西海健太郎)
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 日本は先発6人を入れ替えたが、やはり攻撃陣の連係不足は明らかだった。パスミスや強引に個人プレーに走るシーンが多く、決定機はほとんどなかった。

 パス成功率は85・2%。これは終盤のパス回しを含む数字で、長谷部が投入される前までは81・8%。岡崎(61・5%)、宇佐美(61・1%)、大迫(46・2%)が特に低調だった。シュートは9本で枠内はわずか3本。後半は1本もなかった。大きな要因は2つある。前半35分に宇佐美が右の角度のない位置から放った以外、残り9本はほぼゴール正面からのシュート。屈強なポーランド守備陣に正面からばかりではブロックされるか枠外だ。

 また、シュートの1本前のパス(ラストパス)の距離がコロンビア戦、セネガル戦と比較すると長すぎた。前半12分の長友のクロス→岡崎ヘッド以外はラストパスを出す側とシュートを狙う側との意思疎通を感じなかった。ベルギー戦では休養十分のベストメンバーで納得する戦いぶりを見せてくれるはずだ。(土井 隆史)

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2018年6月30日のニュース