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本田 日本人初の決勝T弾狙う!未知の領域へ「次から全部が決勝」

[ 2018年6月30日 07:50 ]

W杯1次リーグH組   日本0―1ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )

<日本・ポーランド>試合終了後、西野監督と握手する本田(右)(撮影・西海健太郎)
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 痛烈な大ブーイングも、新たな歴史を切り開くシナリオの一部なのだろうか。W杯の連続出場が9で止まった本田は、ピッチの選手たちに運命を委ね16強へと駒を進めた。「ホッとしましたね。西野さんがリスクを取り、結果的に素晴らしい采配。僕が監督でもこの采配はできなかったと客観的に見ていた自分がいた」。W杯で初めて出番はなかったが、体力を消耗することなくベルギーと決戦を迎える。

 「次から全部が決勝。未知の領域に突入しようとしている」。16強、その先へ到達するためには、割り切りも必要だ。「サッカーってエンターテインメントでしょ?そういう意味では結果主義じゃ駄目。でも、結果を出さないと誰も僕の発言を聞いてくれないから結果だけを追い求めている」。内容と結果。まだ世界を相手に二兎(にと)を追う段階にはない。「ブーイングを送っていたファンには申し訳ない。でも、次に進まないと、いいサッカーでファンを喜ばせることはできないことを理解してほしい」。日本の歴史を変えた時、ポーランド戦の批判も称賛に変わる。

 次は日本サッカー界の分岐点となる大一番。相手は強敵ベルギーだが、3―2で勝利した13年11月の親善試合では2点目のゴールを記録している。日本はまだW杯の決勝トーナメントでゴールを決めたことはない。一発勝負の舞台で涙をのんだ10年南アフリカ大会から8年。新たな歴史を刻むため、集大成の32歳が、その全てをぶつける。

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