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フェア?戦術理解?日本のパス回しに海外メディア賛否両論

[ 2018年6月30日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本0―1ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )

<日本・ポーランド>後半、力ない時間稼ぎのパス回しをする山口(中)乾(右)ら日本代表イレブンにマフラーを掲げたりブーイングをしたりして攻撃を促すポーランドサポーター(撮影・西海健太郎)
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 警告や退場による「フェアプレーポイント」でセネガルを上回って1次リーグを突破するために、日本がポーランド戦の終盤に行った消極的な試合運びについて、海外からも賛否両論。その多くは厳しい声だった。開催国ロシアのスポルト・エクスプレス紙は試合を「単なる醜悪」と酷評し「日本は最後の260秒間をグラウンド中央で80本のパスを回すだけで、ポーランドはこれに抵抗もせず座り込む選手まで出た。日本とポーランドはサッカーにつばを吐いた」と両チームを批判した。

 ブラジル有力紙グロボは「(決勝トーナメント進出は)皮肉にもフェアプレーが決定的な要因となった。最後の10分間に正反対のことをして勝負を回避し、時間稼ぎをしたにもかかわらず」とフェアプレーポイントで勝ち上がるために行われた反フェアプレーの“矛盾”を指摘。また英国のBBC放送で日本戦の解説をした北アイルランド代表のオニール監督は「日本のことを好きになっていたが、次戦でボコボコにされてほしい」と感情的な意見を述べた。

 イタリアのテレビ局メディアセットで日本戦を解説した元ラツィオGKのオルシ氏は「正直なところあまり好きではないが、リスクを冒さないために、この選択をしたことの意味は分かる」と理解を示した。

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2018年6月30日のニュース