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【加茂周 視点】西野監督の判断は間違えていない 私が監督でもそうした

[ 2018年6月30日 08:20 ]

W杯1次リーグH組   日本0―1ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )

<日本・ポーランド>後半、交代出場する前に西野監督(右)から指示を受ける長谷部(撮影・西海健太郎)
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 試合終盤の約10分間、お互いに攻めることなく試合を終わらせたことが議論を呼んでいるが、私が監督でもそうしたと思う。決勝トーナメントに勝ち上がることが一番大事なので、そこに懸ける価値はある。難しい判断だが、西野監督は間違えていないと思う。

 今大会の戦い方も「守って勝ち点を稼ごう」という消極的なものではなく「攻めて勝ち点を取ろう」という積極的な姿勢を打ち出し、チームを活性化させた。チームを引き受けて短期間しかなかったために、よく知っている選手やベテランを使った方がやりやすいと考えたのだと思うが、そういうチームをまとめる力も評価したい。

 ただ、失点はセットプレーから簡単に決められてしまった。フリーで決められ、マークの確認ができていなかった。セットプレーは決勝トーナメントでもより重要になるので、時間をかけてしっかり練習しておく必要がある。GK川島もファインセーブをしてきっかけがつかめたと思う。(元日本代表監督)

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2018年6月30日のニュース