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【W杯 今日の注目選手】スアレス、Cロナと代表初対決 念願舞台で「歴史塗り替える」

[ 2018年6月30日 22:00 ]

W杯決勝トーナメント1回戦   ウルグアイ―ポルトガル ( 2018年6月30日    ソチ )

ウルグアイ代表FWスアレス
Photo By ゲッティ イメージズ

 A組を全勝で首位通過したウルグアイは3大会連続の16強進出。だが、W杯3大会連続出場のFWルイス・スアレス(31=バルセロナ)が決勝トーナメント1回戦でプレーするのは2大会ぶりだ。8年前は韓国相手に2点を挙げ、チームの最終成績は4位。だが、4年前は1次リーグ最終戦で“かみつき事件”を起こして出場停止処分を受け、チームもコロンビアに完敗した。

 今大会は初戦こそ不発も、その後は2戦連発。ロシア戦では壁の下をグラウンダーで通す鮮やかなFKを決めた。ファウル3回、警告ゼロは“悪童”らしくないおとなしさ?だが、A組は強敵が不在だった。「1位突破という目標は達成した。やっと決勝トーナメントのことを考えられる」。本領発揮はこれからとでも言いたげだ。

 30日のポルトガル戦はC・ロナウド(Rマドリード)とのストライカー対決が注目される。「クラシコ」で激闘を繰り広げている2人だが、両国の対戦は72年以来46年ぶりとあって代表では初対決。ボール支配率は劣勢が予想されるが、裏への抜け出しが得意なスアレスにとってはカウンターを仕掛けやすい相手。独力でゴールを狙いがちなC・ロナウドと違い、2トップを組むカバニとのコンビプレーで崩せるのも大きい。

 14年W杯後に加入のバルセロナでは、地味な働きでメッシをサポートしながら3季連続30得点以上。あと1点でオスカル・ミゲルが持つW杯通算8得点のウルグアイ最多記録に並ぶほか、ソフィア夫人が第3子を妊娠したことも分かった。「今後もゴールを決め続けて、ウルグアイの歴史を塗り替える」。闘志は高まるばかりだ。

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2018年6月30日のニュース