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G大阪「自然体」で下克上!宇佐美「失うものはない」

[ 2015年11月28日 05:30 ]

浦和戦に向けた最終調整を終え、意気込みを語る宇佐美

Jリーグ・チャンピオンシップ準決勝 G大阪―浦和

(11月28日 埼玉)
 昨季3冠王者のG大阪が今季は挑戦者だ。最終節になんとか手にしたチャンピオンシップ(CS)出場権。浦和とは年間勝ち点で9差も開く。しかしエースの宇佐美に気負いはない。「下克上じゃないけどボクらは失うものはない。たくさん(観客が)入るでしょうしレッズにとってはやりやすいけど、ボクらもそれをモチベーションに変える自信はある」と自然体を強調した。

 ともに00年代のJを引っ張ってきた両雄はタイトルを占う大一番を繰り返してきた。特にシーズン佳境に完全アウェーの埼玉スタジアムで迎える戦いは記憶に残る激闘ばかり。お互いに力が充実して迎えた08年10月22日のACL準決勝・第2戦はG大阪が3―1で制してそのままアジアの頂点に立った。昨季14年11月22日には、勝ち点差5で追う首位に対して2―0で勝利し大逆転優勝へとつなげた。

 これまでもチームの中心にいたMF遠藤は今回の大一番でも冷静なゲームコントロールが期待される。3位という立場に複雑な思いを抱えながらも目の前のゲームに集中。「本来ならチャンピオンを目指す資格のないチームだけどルールはルール。3試合勝てばチャンピオンシップになれる」と静かに意気込む。

 リーグ最終節で腰を痛めた倉田も出場が濃厚で「どっちが先手を取るかで流れが決まる。最初からいつも以上にアグレッシブにいきたい」と力を込めた。誰もが初体験のCSの舞台に無心のガンバが挑む。

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