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甲府 佐久間GM兼任監督の続投を発表 3季連続J1残留を評価

[ 2015年11月28日 11:21 ]

来季続投が決まった甲府の佐久間監督

 J1甲府は28日、佐久間悟監督(52)が来季も続投し、専務取締役、ゼネラルマネジャー(GM)職の兼任も継続することを発表した。

 大宮の強化部長、監督などを歴任した佐久間氏は2008年9月に甲府のGMに就任。11年8月、成績不振で解任された三浦俊也氏の後を受けて監督に就任したが、チームはJ2に降格し、翌シーズンは再びGMに戻った。13年3月からは専務取締役とGMを兼任。今年5月には解任された樋口靖洋前監督の後任として再び指揮を執り、最下位だったチームの守備を立て直すなどして年間13位で3季連続のJ1残留へと導いた。

 クラブは佐久間監督続投の理由も併せて発表。「来季はJ1リーグ残留、さらには中位の成績を目指す」「そのために現在の堅守を維持しつつ、課題である得点力向上を目指す」ことを実現し、また来季の開幕が1週間前倒しの見通しであることなどから、チームを熟知している佐久間氏が適任と判断。10月24日のJ1第2S第15節の広島戦後に、同監督が「現時点で、甲府で現場の監督を続けることは考えていない」と退任を示唆したことについても説明し、「緊急対応による監督就任だったことから、ごく自然の流れの中での発言と受けとめています」とした。

 佐久間監督はクラブを通じてコメントを発表。「今シーズン、チームが厳しい状況で監督に就任しましたが、結果的に『J1残留』というクラブの最低目標を達成することが出来ました。しかし、来シーズンはJ2から昇格してくるクラブと来季のスケジュールを考えると更に厳しいリーグになることが予想されます。その中でこの地方クラブである甲府がJ1のステージに居続けることがJリーグ全体の中において存在意義を示すことになると考えます。それに向かって全力で取り組んで行く所存です。来シーズンも皆様のご協力、ご支援、ご声援を宜しくお願い致します」としている。

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2015年11月28日のニュース