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清水復帰の遠藤氏、ミラン仕込みの治療法でヨンアピン再生だ

[ 2015年6月20日 05:30 ]

清水の医療アドバイザーに就任した遠藤氏

 キャラを再生させる。清水の医療アドバイザーに就任した元ACミラン(イタリア)の医療トレーナー・遠藤友則氏(54)が19日、三保のクラブハウスを訪問。左膝痛で長期離脱中のDFヨンアピンについて「自分が入って、新しいやり方をやれば治る可能性はある」と自信を見せた。

 ヨンアピンは昨年7月のホーム・川崎F戦で左膝を負傷。同年9月に母国オランダで内視鏡手術を行うも、これまで復帰と離脱を繰り返している。実戦から約11カ月遠ざかっているが「彼のような不運なケースは海外にもある」とかばう。ただ、ランニング中の動作に違和感を感じるといい「筋肉の使い分けができていない。バランスを戻すことが必要」と分析。さらに、ミラン時代に担当した元オランダ代表のDFデヨングとの話で盛り上がるなど、早期復帰に向け精神面からもサポートを続ける。

 遠藤氏にとって98年以来17年ぶりの古巣復帰。今後は非常勤として週2回程度、選手の体のケアなどを行う。ミランでは“遠藤チェック”と呼ばれる独自の治療法で、世界の一流選手から信頼を得た。この日は早速、右太腿裏肉離れで離脱中のFW村田から「遠藤チェック、お願いします」と頼まれたといい「若い選手が多いし、楽しみ。これから周りのスタッフといろいろ話しながらやっていきたい」と意欲を新たにした。

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2015年6月20日のニュース