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新潟ラファエル、胆のう摘出手術終えたシルバの快気祝い弾だ!

[ 2015年6月20日 05:30 ]

リラックスゲームで5ゴールを挙げたFWラファエル(左)

J1第1ステージ第16節 新潟―湘南

(6月20日 BMWス)
 新潟は19日、20日のアウェー湘南戦に向けた最終調整を行った。チーム最多の5得点をマークしているFWラファエル・シルバ(23)は、リラックスゲームで5ゴールを決めるなど、調子は上向き。勝利はもちろん、胆のう摘出手術を終え、17日に再来日したMFレオ・シルバ(29)の快気祝いとなるゴールを狙う。

 ラファエルの動きが、明らかに輝きを取り戻してきた。ミニゴールを4つ置いて2タッチ以内で行われるリラックスゲームで、5ゴールを決めた。「遊び半分のゲームでも得点を取ることで、チームに勢いを与えられればと思った。湘南戦でも自分がゴールを決めていきたい」。湘南戦への気力も充実している。

 7日の名古屋戦から20日の湘南戦まで2週間、みっちり練習する期間があった。5月5日に左腿を痛めて戦線離脱。なかなかコンディションが上がらなかったラファエルにとっては、絶好の機会だった。「フィジカルのコンディションは元に戻ったし、さらに強化されて100%の状態にある。あとは、結果に結びつかない部分をチームとして修正できるいい機会だった」と完全復調を強調した。

 ただ、柳下監督は「コンディションはよくなっているが、自分から動かないと。特に湘南戦ではマークがきついから、ボールが来たときにプレッシャーでつぶされてしまう」と話す。課題の動きだしや、前線からの守備の向上を求める。

 それは、ラファエル自身も心得ている。「自分がマークされるのは分かっているし、分析もされている。自分が相手の注意を引きつけて味方にスペースを与えるなど、チームとしての動きをしたい」。周りを生かしながら、チャンスで持ち味のスピードを生かして活路を開くつもりだ。

 再来日したレオとは、18日にコルテースも交えてブラジル人トリオで会食した。最下位に沈んでいるチームの現状を話し合い、「最後まで戦い抜こう」と結束を高め合ったという。リーグ戦10試合ぶりとなるゴールを決めれば、レオの快気祝いにもなる。「もちろん決めたい。ゴールを決めて、開幕当初に連続ゴールを決めていた感覚を取り戻して、いい流れを持ってきたい」。開幕直後にチームを支えたエースに、頼もしさが戻ってきた。

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