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大儀見優季が見たオランダとブラジル 攻守の切り替えに差

[ 2014年7月13日 07:28 ]

3位決定戦に敗れ引き上げるブラジルイレブン(AP)

W杯ブラジル大会3位決定戦 オランダ3―0ブラジル

(7月12日 ブラジリア)
 なでしこジャパンのメンバーで、イングランド・スーパーリーグのチェルシーに所属する大儀見優季(26)が、3位決定戦に対する見解をツイッターで語った。

 オランダがカウンターから試合序盤に2点をリード。ブラジルの守備について「攻撃に対する意識が強すぎて、守備において冷静に対応する意識が薄れている感じがする」とし、それに対しオランダは「カウンターで人数かけて攻めて奪われても、素早く切り替えてしっかりと守備に戻る。攻→守、守→攻、どちらの切り替えも速い。これが徹底されている」。如実に出た両チームの差を分析した。

 大儀見自身女子のブラジル代表と対戦した際には「個人戦術としては本当に嫌な相手だったということ。ボールを簡単に受けさせてもらえないし、持たせてもくれない」と感じたという。その一方で「まず最初に個人でドリブル突破を仕掛けていくというのがプレー選択の優先順位にあるから、パスという選択肢を使う時に、そのイメージがお互いに共有できてる時は合うし、連動して人とボールに動きが生まれるけど、そうでない時にボールも人の動きも止まってしまう」と波に乗れない時のブラジルの弱さも明かした。

 終わってみれば3―0でオランダの完勝。「ぼそぼそと試合見ながら呟きましたが、私もまだまだ勉強中です。playして学び、見て学ぶ。footballは学びの宝庫」と謙虚につづって締めた。

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2014年7月13日のニュース