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千葉 関塚監督の初陣勝利で飾る 2ゴールの森本「皆が気持ちよくプレー」

[ 2014年7月13日 18:20 ]

天皇杯2回戦 千葉3―2長野

(7月13日 フクアリ)
 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会は13日、各地で2回戦が行われ、12年ロンドン五輪で日本男子を4強に導いた関塚隆監督(53)を招へいしたJ2千葉がJ3の長野パルセイロに3―2で勝ち、関塚新監督の初陣を勝利で飾った。

 成績不振を受け、鈴木淳前監督(52)が解任され、後任に就任した関塚監督が練習の初指揮を執ったのが9日。わずか4日間の準備期間しかなかったが、初日から居残り練習に付き合うなど期待をかけていた元日本代表FW森本貴幸(26)が前半10分に頭で先制ゴールを決めると、2―2で迎えた後半24分には右足で決勝ゴールと2得点。早くも結果に結びついた。

 「指揮を執るのも久々なので、勝って本当にホッとしてます」とうれしそうに頬を緩めた関塚監督は、「(準備期間がわずか)4日間で選手も戸惑いがあったと思うが(この結果を)良しとしてまた次に向かいたい」と先制し、逆転を許し、追いついて、最後は勝ち切った選手たちの粘りに手応えを感じた様子。リーグ戦では現在、J1への自動昇格となる2位まで勝ち点13差の11位に低迷しているが、「1人1人力はあるので、何とか一体感を持って1戦1戦勝てるように選手と一緒にやっていきたい」と巻き返しを誓った。

 殊勲の森本も「勝ちにこだわっていたし、ゴールも獲りたかったので、点を獲って勝てて良かったです」と振り返り、関塚監督になってからのチームの印象を「上向きというか、皆が気持ちよくプレーできている」と表現して前を向いた。

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2014年7月13日のニュース