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柿谷 1日に離日していた…最終決断へ弾丸日程でバーゼル視察

[ 2014年7月3日 05:35 ]

スイス1部強豪、バーゼルの獲得オファーを受け1日に日本をたった柿谷

 C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が、獲得オファーを受けているスイス1部バーゼルの施設見学に向けて1日に日本を出発していたことが2日、分かった。C大阪のチーム練習に4日から合流するため弾丸視察となることが濃厚。実際に現地を訪れて欧州移籍かクラブ残留かの最終判断をするとみられる。

 柿谷がバーゼル弾丸視察の旅に出た。1日に大阪市内でC大阪の別メニュー組に交じって練習した後にスイスに向けて出発したとみられる。C大阪がこの日、4日のチーム練習から日本代表の柿谷と山口が合流すると発表したことからバーゼルで1泊しただけで4日早朝に帰国し、そのまま練習場に向かう見通しだ。

 スイスの強豪が熱烈なラブコールで柿谷を動かした。早くから獲得の意思を表明し、日本代表FWがW杯ブラジル大会で見せた低調なプレーにも関係なく獲得を熱望。今回は施設見学が主な目的となる見通しだが、渡航費用も全額負担する好待遇で、いまだ最終決断をしていないセレッソのエースを一気に口説き落とす構えだ。バーゼルは今季のスイスリーグを制し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)への出場も決めた。来季の監督には元ポルトガル代表MFのパウロ・ソウザ氏が就任。W杯でアルゼンチンと死闘を演じたスイス代表にもDFシェアーら3選手を送り込んでいる。

 欧州主要リーグではないスイスへの移籍に難色を示してきた24歳も、期待外れの成績に終わったW杯後に悩みは深まった。大会後には「まだまだ足りないものがあると感じた。本当に何もできなかった。強くならないといけないと感じた」と焦燥感を口にしていた。希望通りのクラブではなくとも、まずは欧州へ飛び出すのか、それとも愛着あるセレッソで成長を目指すのか。弾丸視察から帰国後に答えが出る。

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2014年7月3日のニュース