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陽子決める!!NZ戦で東北への恩返し弾だ!

[ 2012年8月22日 06:00 ]

田中陽(左)がボレーでパスを出す

U―20女子W杯 1次リーグA組 日本―ニュージーランド

(8月22日 宮城ス)
 日本で開催中のU―20女子W杯に出場しているヤングなでしこは、ニュージーランドとの1次リーグ第2戦を翌日に控えた21日、宮城県内で練習を行った。非公開の練習では紅白戦などで戦術確認を行ったとみられる。

 勝てば1次リーグ突破が決まる重要な一戦で、司令塔のMF田中陽子(19=INAC神戸)が満を持して先発復帰する。19日の初戦メキシコ戦は、右足の違和感と疲労を理由にベンチスタート。後半開始から出場し、PKによる1得点をマークした。吉田弘監督は「メキシコ戦で後半から出た選手(田中陽、横山、木下)を先発で使う」と明言。田中陽も「完全に治って万全です。90分やりたい。攻撃の起点になって得点に絡みたい」と心待ちにしていたスタメンに高揚感を抑えきれないといった様子だ。

 JFAアカデミー福島出身。震災で被害を受けた東北地方には強い思い入れがある。「精いっぱいプレーしている姿を(東北の人に)見てもらいたい」。ニュージーランド戦には知人が応援に駆け付ける予定。激励のメールには「次は全部出て点を取るから」と返信した。今大会、宮城スタジアムでプレーする最後の試合。「得点もアシストも決めたい」と、貪欲にゴールを目指している。

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2012年8月22日のニュース