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香川2発!!日本人年間得点「11」高原に並んだ!

[ 2012年3月27日 06:00 ]

<ケルン・ドルトムント>後半2分、決勝点となるゴールを決め吠える香川真司

ブンデスリーガ・第27節 ドルトムント6―1ケルン

(3月25日)
 ドルトムントの日本代表MF香川真司(23)が25日のケルン戦で2得点1アシストと活躍して、6―1の大勝の立役者となった。1―1の後半2分に勝ち越し弾を決めると、後半35分には右足でダメ押し弾。今季リーグ通算得点を11に伸ばし、06~07年にフランクフルトのFW高原直泰(現清水)が記録した欧州主要リーグの日本人最多得点記録に並んだ。

 3点リードで迎えた後半35分、香川は右サイドからのグラウンダーのクロスに反応。ニアサイドに走り込み右足でゴール左上に突き刺した。後半2分には右足で豪快なボレーを叩き込み、後半7分には鮮やかなヒールパスでチームの3点目をお膳立て。後半33分にはアシストも記録して4得点に絡み「大事な試合だと自分に言い聞かせてピッチに立った。それが結果として表れたのは良かった」と胸を張った。

 17日のブレーメン戦に続く2試合連続弾。今季リーグ通算得点は欧州主要リーグの日本人最多タイ記録となる11に伸びた。2桁得点到達は98~99年のペルージャMF中田英寿(10得点)、06~07年のフランクフルトFW高原直泰(11得点)に続く史上3人目の快挙。7試合を残しており、故障などのアクシデントさえなければ最多得点記録を更新する可能性は高い。

 チーム最多3本のシュートを放ち、後半36分に途中交代する際には敵地に駆けつけたサポーターから大きな拍手を浴びた。ドイツ紙ビルトからは最高点1の評価を受け、全体の採点ランクでも3位に浮上。今季7度目のベストイレブンにも選出された。チームはリーグ21試合無敗で、クラブ記録を更新。2位バイエルンMに勝ち点5差をつけて首位を快走している。

 現時点で、香川は17得点を挙げているチーム得点王のFWレバンドフスキと並ぶMVPの有力候補。連覇へ向け「内容はもっと改善する必要があるけど、この時期に一番必要なのは勝つこと」と力を込めた。欧州に渡り2年目。日本の誇るアタッカーがドイツで完全に主役を演じている。

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2012年3月27日のニュース