松波コーチが後任!G大阪、セホーン監督を解任

[ 2012年3月27日 06:00 ]

セホーン監督の後任となったG大阪・松波新監督

 公式戦5戦全敗と低迷するG大阪は26日、今季就任したジョゼカルロス・セホーン監督(61)を解任し、松波正信コーチ(37)が新監督に就任したと発表した。27日の練習から指揮を執る。呂比須ワグナー・ヘッドコーチ(43)、ウェリントン・フィジカルコーチ(35)も退団し、山本浩靖強化本部長(54)が辞任した。

 Jリーグ最長記録の10年続いた西野監督の後を継いだセホーン新体制はわずか5戦で幕を閉じた。解任の動きを加速させたのは23日の選手間ミーティングだった。選手だけで「ゆっくりパスを回す」従来の戦法を確認し首脳陣に進言。その意見を受け入れた指揮官の姿勢に、クラブ幹部は「自信をなくしている」と限界を感じていた。

 1―2で敗れた25日の磐田戦後、山本強化本部長が金森社長に対し、自身とセホーン監督の解任を申し入れた。そして、この日クラブハウスで金森社長が指揮官に通達。J1史上ワースト2位のスピード解任となった。

 当初は呂比須氏を監督として呼ぶ予定だったが、指導歴の浅さを理由に日本サッカー協会から承認されず、急きょ就任したセホーン氏。4―4―2から3バックや4トップなど変幻自在に操って相手を惑わす魅力的な戦法が得意なはずだった。だが、日本語を扱える呂比須コーチが指揮する場面が頻繁に見られるなど、複雑な指導体制もあり、セホーン氏の戦術は選手に浸透しなかった。

 後任には松波コーチが昇格する。現役時代の93年から20年間チームに在籍している生え抜きの松波氏は26日未明に打診され2年契約で合意。「こういうチャンスはない。光栄なこと。ポテンシャルが低いチームじゃない。心配していない」と立て直しに自信を見せた。

 西野前監督の下でも2年間コーチを務めており「より前に、推進力のあるサッカーをしたい」と攻撃的スタイルの復権にも意欲を示した。27日の練習から指導する。31日には敵地で新潟戦、4月3日には2連敗で敗退危機のACLのブニョドコル戦(万博)が控える。新指揮官の前にも険しい道が広がる。

 ◆松波 正信(まつなみ・まさのぶ) 1974年(昭49)11月21日、岐阜県出身の37歳。帝京高2年時の全国高校選手権で優勝。93年G大阪入り。エースストライカーとして05年に引退するまで活躍し「ミスター・ガンバ」と呼ばれた。J通算280試合45得点。引退後はユースコーチ、同監督を経て10年からトップチームのコーチ就任。1メートル80。

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