セホーン体制への反発 誠意なき“西野解任劇”が発端

[ 2012年3月27日 06:00 ]

 G大阪の金森喜久男社長(62)は指揮官解任の理由として「サポーターの気持ち」を挙げた。磐田戦で掲げられた『弱すぎ』『大阪人はガマン強くないんだヨ』の横断幕。果たして金森社長は、なぜファンがここまでセホーン体制に反発したかを理解しているのだろうか。

 問題の根源は昨年末の西野前監督の解任劇にある。契約社会において更新と満了は表裏一体。だが自らを「優柔不断」と言う金森社長は、監督人事権を掌握しながら、西野氏と去就に関する話し合いを一切、避けてきた。その誠意なき姿勢に10年間指揮を執った功労者の不満が爆発。クラブのイメージは大きく損なわれ、サポーターのクラブに対する不信感も募った。それがリーグ開幕の神戸戦で掲げられた『西野さんがあきれてる』の横断幕に表れた。

 もし、西野氏との決別がもう少し“穏やか”であれば、ファンも時間の猶予を与えてくれたかもしれない。セホーン監督もある意味、犠牲者だ。

 一つの事象が大きな混乱を招いたこの数カ月間は、クラブの教訓としなければならない。「責任を感じている」という金森社長の、今後の誠意ある対応に期待したい。

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