サポーターの目にも涙　仙台「最後まで諦めない姿勢を示してくれた」

Ｊ１第７節 仙台２―１川崎Ｆ

（4月23日 等々力）
　「行くぞ仙台、俺たちと共に」。再開したサッカーのＪリーグで２３日、小さな飲食店が集まる仙台市内の路地でパブリックビューイングが行われ、詰め掛けたＪ１仙台のサポーター約２００人が劇的な川崎戦の逆転勝利に酔いしれた。

　前半３７分に先制を許すと大きなため息に包まれた。すぐさま「これからだ」とチームを鼓舞する声。後半４２分、鎌田の勝ち越しゴールで会場は熱狂の渦となった。試合終了の笛が鳴り響くと、黄色のユニホームを着たサポーター同士が、抱き合って喜んだ。

　地震で大きな被害を受けた宮城県大崎市から訪れた青木聡弘さん（４７）は「最後まで諦めない姿勢を示してくれた」と目に涙を浮かべた。