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PK戦制した久御山 持ち味出して国立へ

[ 2011年1月5日 19:23 ]

 【高校サッカー 久御山1-1関大一、PK4-3】持ち味を出し切った。PK戦を制した久御山が初の4強入り。松本監督は「選手の方がベンチより落ち着いていた。自信と“らしさ”が出た」と教え子をたたえた。

 スペインの強豪バルセロナを手本としたパスサッカーが持ち味だ。GKを含めた全員が絡んで自陣からパスを回し、高い技術でボールを終始支配。精度の高いキックでCKから先制点を演出したMF足立は「僕たちのつなぐサッカーで相手の体力を削れた。スタイルを貫けた」と胸を張った。
 普段からプラス思考を身に着ける努力をしてきた精神面の鍛錬も生きた。後半27分に今大会2度目の警告を受け、準決勝に出られなくなったDF山本主将は「勝負は決まっていない」と気持ちを切り替えて仲間を鼓舞。GK絹傘は重圧がかかるPK戦前の円陣で「明るくいこう」と盛り上げ、5本目を見事に止めた。
 次の舞台はあこがれの国立競技場。開会式の入場行進のときに悪ふざけをして??られ、ミーティングで全員で泣いて反省した。汚名返上の機会を得た足立は「自信は深まっているし、失うものはない」と意気込んだ。

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2011年1月5日のニュース