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侮れない“ホーム”中東勢 ザックジャパン 初戦が最大の鍵

[ 2011年1月5日 16:53 ]

 7日開幕のアジア杯で、日本は比較的、組み合わせに恵まれた。1次リーグB組でライバルといえるのはサウジアラビアだけでヨルダン、シリアは格下。ただ中東勢は伝統的に堅守速攻が巧みな上に事実上のホームで戦うだけに力を侮れず、気の緩みは禁物だ。

 初戦のヨルダン戦で確実に勝ち点3を手にできるかが最大の鍵だ。2004年大会の準々決勝では1―1からのPK戦で辛くも退けた相手。万全の準備で立ち向かいたい。第2戦のシリアとは過去6勝1分けと相性がいい。1、2戦を通じてのポイントは、引いて守りを固めることが予想される相手をどう崩すか。

 ザッケローニ監督は今大会に向けた合宿で従来の4―5―1の布陣に加え、前線に3人を配置してサイド攻撃に人数をかける3―4―3の陣形を試しており、その使い分けも見ものだ。

 サウジアラビアは日本と同じくアジア杯で過去3度の優勝を誇る。07年の前回大会で日本は準決勝で苦杯を喫した。この大会で得点王に輝いたカハタニが健在で、攻撃力は高い。

 日本と準々決勝で顔合わせるA組には開催国カタール、昨年のガルフカップを制したクウェート、中国、ウズベキスタンが入り、混戦模様。C組は韓国、オーストラリアの力が抜け、D組は前回覇者のイラクや北朝鮮の戦いぶりに注目が集まる。(共同)

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2011年1月5日のニュース