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立正大淞南のGK三山 PK戦の好守で初の国立へ

[ 2011年1月5日 18:37 ]

 【全国高校サッカー 立正大淞南2-2西武台、PK5-4】7人目までもつれ込んだPK戦。立正大淞南のGK三山は右に跳んで相手のキックを止めた。「僕のミスで追い付かれていた。どんなことをしても勝ちたかった」という名誉挽回の好セーブで、島根県勢初の国立行きが現実となった。

 2―1の試合終了間際、三山は自らのゴールキックのミスから西武台に逆襲を許し、土壇場で同点とされた。「頭が真っ白だったけれど、俺が止めて取り返すしかない」(三山)。前半からシュートを左手一本で好セーブするなど奮闘を続けていた意地もあった。
 控え暮らしが長く主力GKの負傷によって県大会前に正GKになった。ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会直前に正GKの座をつかみ、ベスト16入りに貢献した日本代表GK川島に憧れを抱き、自身の姿を重ねているという。
 卒業後は理学療法士の資格を得るため、専門学校へ進むという。GKとしてゴールを守るのも今大会が最後。「自分が国立でプレーできるなんて実感が湧かない」と夢舞台へ期待を膨らませた。

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2011年1月5日のニュース