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延長後半Vヘッド!関大 43大会ぶり大学日本一

[ 2011年1月5日 18:04 ]

<関大・中京大>延長後半11分、ヘディングで決勝ゴールを決める関大・奥田勇(左端)

 サッカーの全日本大学選手権最終日は5日、東京・国立競技場で決勝を行い、関大が延長の末に中京大を2―1で下し、43大会ぶり2度目の優勝を決めた。後半終了間際に1―1と追い付かれた関大は延長後半11分、途中出場した奥田勇がクロスを頭で合わせて決勝点を奪い、10大会ぶりの大学日本一を狙った中京大を振り切った。全日本大学女子選手権の決勝は早大が4―1で武蔵丘短大に快勝し、2大会連続3度目の制覇となった。

 あらん限りの力を振り絞り、43大会ぶりの栄冠を勝ち取った。120分の激闘を制した関大の島岡監督は「互いの力を思う存分出し切った。毎試合がヤマ場だった」と初戦からの戦いを思い返し、大きく息をついた。
 前半18分に金園が先制。後半終了間際に同点とされたが、延長後半11分には途中出場した奥田勇がクロスを頭で決勝点。殊勲の1年生は「イメージ通り。先輩たちのために何かをやりたいと思えるようないいチーム」と誇らしげに喜んだ。
 前回の優勝は37歳の島岡監督が生まれる前の話。指揮官は「そんな関西大に優勝旗を持ち帰れるのはうれしい」と感慨に浸った。部に専用グラウンドはない。アメリカンフットボール部などと練習場を分け合うなど恵まれない環境を克服し、重い歴史の扉をこじ開けた。

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2011年1月5日のニュース