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PK失敗した関大一の梅鉢 1年前の借りを返せず

[ 2011年1月5日 18:43 ]

 【高校サッカー 関大一1-1久御山、PK3-4】PK戦で1人ずつが外して迎えた5人目。J1鹿島入りが決まっている関大一の梅鉢が右足で丁寧に右を狙ったシュートはコースが甘く、GKにセーブされた。続く久御山の5人目に決められて決着すると、センターサークル内でぼうぜんと立ち尽くした。

 1年前の悪夢の再現だった。前回大会は青森山田と対戦した準決勝でPK戦にもつれ、最後に蹴った当時2年生の梅鉢が失敗して終わった。「1年たって同じ状況で同じ失敗をしてしまった。あの借りを返すためにここまでやってきたのに」とうつむいた。
 昨年11月の府大会決勝で左ひじの靱帯を断裂しながら何とか本大会に間に合わせ、175センチ、64キロの細身の体で奮闘した。主将として引っ張ったMFは「失敗から学べていなかった。まだまだ成長しないといけない」と涙を見せず、気丈に前を向いた。

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2011年1月5日のニュース