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メッシ ゴール奪えず無言も…群を抜く存在感

[ 2010年10月8日 23:32 ]

 【アルゼンチン0-1日本】チーム最多の5本のシュートを放っても、期待されたゴールは奪えなかった。それでもメッシがボールを持つと日本サポーターからも大歓声が起こった。

 スペイン1部リーグ、バルセロナのFWは6日に来日したばかり。「日本に来たのは、この試合で何かを見せるためだ」と話していたが、いきなり見せた。

 前半7分、ドリブルで切れ込むと日本の選手を全く寄せ付けない。パス交換でペナルティーエリアに進入し、左足で鮮やかなループシュート。惜しくもゴール上に外れたが、昨年の世界最優秀選手が力の片りんをうかがわせた。

 母国の英雄マラドーナの後継者といわれるが、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は無得点でアルゼンチンは8強止まり。バルセロナでの活躍に比べ、代表で好結果を残せていない。

 9月に右足首を痛めた影響を感じさせず、90分間ピッチに立ち続けた。テベスらが居並ぶスター軍団の中で最も小さな169センチながら、存在感は群を抜いていた。ゴールを割れなかった悔しさからか、試合後は報道陣の問い掛けにも応じず、会場を後にした。

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2010年10月8日のニュース