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岡崎先制弾!1―0、ザックジャパン歴史的勝利

[ 2010年10月8日 19:32 ]

前半、先制ゴールを決め大喜びの岡崎。右は森本

 サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは8日、埼玉スタジアムで行われ、日本は1―0でアルゼンチンを破った。日本は前半19分、長谷部のミドルシュートをGKがはじき、こぼれ球を岡崎が押し込み先制、その1点を守りきった。日本はアルゼンチンに7戦目で初勝利。日本は12日にソウルで韓国代表と国際親善試合を行う。

【試合速報


 岡崎が相手GKより一歩早く詰めて決勝ゴールを突き刺すと、ザッケローニ監督は手をたたき、右拳を力強く握った。初采配の一戦。強豪アルゼンチンを破った新監督は「デビュー戦で良い結果を出せ、満足している」と充実した表情で言った。4年後のW杯ブラジル大会へ向け、最高のスタートを切った。
 序盤、飛ばしてきたアルゼンチンに押し込まれた。メッシの高速ドリブルで簡単に突破を許し、危ないシーンもあった。だが、中沢、闘莉王を欠くDF陣が踏ん張り、GK川島も横っ跳びでシュートを阻んだ。
 4日から始まった合宿で初めて練習を指揮したザッケローニ監督は、短い時間の中で自らの戦術を選手にたたき込んだ。
 攻撃面で与えたテーマは「縦へシンプルに」。岡崎の先制点の後は好機を逃した場面もあったが、この日放ったシュートは相手を2本上回る15本。「ゴールに向かう姿勢があった」と指揮官は合格点を与えた。
 試合後の記者会見でザッケローニ監督が喜びを表した時はわずかだった。「われわれの目標はアルゼンチンに勝つことではなく、成長すること」。さらに「試合終盤は間延びして、相手にスペースを与えてしまった」と課題を続けた。視線は常に前を見据えるように映った。イタリア人指揮官に率いられた「新生日本」の挑戦がいよいよ幕を開けた。

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2010年10月8日のニュース