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【湘南】故障者続出…開幕前から早くもピンチ

[ 2010年3月8日 06:00 ]

「18位からのスタート」と気を引き締める反町康治監督(左)

 反町監督がことあるごとに口にする通り、湘南にとって今季は「18位からのスタート」だ。昨季最終戦で昇格を決め、関係者の誰もが待ちわびた11年ぶりのJ1。だが、大型補強を行う資金はなく、集まった34選手の中にいわゆるビッグネームはいない。まずは残留を目指すことになる1年は、反町監督が掲げる(1)人間力(2)気力(3)知力(4)体力(5)走力――の5つを合わせた総合力で戦うことになりそうだ。

 システムはJ2を戦った昨季と同じ4―3―3。だが、3トップの右に入るはずだったアジエルをはじめ、右サイドバックを予定していた臼井、アンカー(ボランチ)を務めるはずだった田村ら主力に故障者が続出。新潟から加入したユーティリティープレーヤーの松尾もケガで欠き、GKに至っては昨季限りで一度引退した伊藤を現役復帰させるなど、既にスクランブル状態にある。

 開幕戦でぶつかる山形は初めてJ1に昇格した昨季、降格の本命と言われながら開幕ダッシュに成功。大きな貯金を武器に残留につなげた。今年の湘南も下馬評を覆すことができるか。“湘南の暴れん坊”の真価が問われる。

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2010年3月8日のニュース