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【仙台】天皇杯4強の自信胸に…「堅守速攻」で1ケタ狙う

[ 2010年3月8日 06:00 ]

「昇格は通過点」と話す手倉森誠監督。目指すは“1ケタ順位”だ

 51試合に及んだJ2の戦いを制し、7季ぶりのJ1復帰を果たした仙台。05年以降は1年ごとに監督が交代したが、08年就任の手倉森監督が継続してチームを率いたことで戦術が徹底され、悲願を達成した。指揮官が「昇格は通過点」ととらえているように、3年目は昨季以上に真価の問われる戦いとなる。

 天皇杯ではJ1勢を3連破してベスト4に入った。主力のほとんどが残留しただけに、今季もそのメンバーが中心になる。「堅守速攻」のベースとなるのが、昨季J2最少の39失点を誇るGK林とエリゼウ、渡辺の両センターバック。レベルの上がるJ1でも同様の奮闘ができるかどうかが浮沈の最大のカギとなる。

 攻撃の核は2列目の梁勇基(リャン・ヨンギ)と関口。ともにJ1は初めてながら、アジアチャレンジ杯の北朝鮮代表で活躍した梁勇基のパスワークとキックの精度、関口のドリブル突破は他チームの脅威となる。磐田から移籍したMF太田はスーパーサブとして期待され、元大分のMFフェルナンジーニョはFW起用も考えられる。J2鳥栖から加入したボランチの高橋を含め、新加入がうまく融合していけば、目標とする1ケタ順位も見えてくるだろう。

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2010年3月8日のニュース