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【大宮】両SBが切り開く「5位以内」への道

[ 2010年3月8日 06:00 ]

残留争いの常連から、一気に上位進出を狙う大宮・張外龍監督

 就任2年目の大宮・張外龍監督は“超攻撃サッカー”への転換で上位進出を狙う。J1に昇格した05年から残留争いが続いている状況ながら「5位以内、勝ち点55」という高い目標を設定。それをクリアするために、グアム、宮崎キャンプではサイドバック(SB)に高い位置をキープさせ、攻撃により多くの人数をかける戦術を徹底してきた。

 右SBにはJ2甲府を戦力外となった杉山、左SBには川崎Fから獲得した村上を配する。右SBのレギュラーだった塚本は骨肉腫が判明して離脱を余儀なくされただけに、オーバーラップを得意とする両選手の奮闘は必要不可欠となる。

 ボランチには韓国Kリーグの水原から北朝鮮代表の安英学を獲得。さらに大分のDF深谷、新潟のGK北野と即戦力が加わったことで、守備の各ポジションは厚みを増した。あとはゴール前の精度をどれだけ上げられるかに尽きる。スピードのある石原、足元の技術にたけたラファエル、献身的に動き回る藤田のFW陣がそれぞれ2ケタ得点を奪うような状況にならなければ、目標達成は見えてこないだろう。

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2010年3月8日のニュース