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【新潟】主力大量流出も…黒崎監督「攻撃あるのみ」

[ 2010年3月8日 06:00 ]

2月25日の中大との練習試合で、左サイドハーフとトップ下の2つのポジションで活躍したFW河原和寿

 守備の要だったDF千代反田をはじめ、GK北野、DFジウトン、MF松下と、昨季の主力4人が移籍した新潟。目立った戦力補強もなく戦力は大幅ダウンとなったが、今季から指揮を執る元日本代表FW黒崎久志監督(41)は「攻撃あるのみ」と超攻撃的なサッカーでV戦線に斬り込んでいく方針だ。

 攻撃の幅を広げるために、2月15日の静岡キャンプからは4―2―3―1の新システムに着手。当初はあくまでもオプションの1つとして考えていたが、国士舘大(18日)、磐田(21日)、中大(25日)と続いた練習試合でこの新布陣が機能。指揮官は「オプションじゃなくなってきた」と手応えを得た。1トップに元日本代表FW矢野を配し、松下の抜けた穴にはJ2栃木から復帰した河原、千代反田の代わりには千葉を置いてバランスも取れてきた。

 昨季は前半戦を3位で折り返しながら、夏場の8戦勝ちなしが響いて8位。リーグ2位(31失点)の堅守を維持しつつ、得点力が伸ばせれば、最低限の目標である「ACL出場権」を得られる3位も見えてくる。

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2010年3月8日のニュース