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【FC東京】「真の優勝争い」へ陣容整った

[ 2010年3月8日 06:00 ]

国内屈指の選手層で優勝を目指す城福浩監督。今季はこのガッツポーズが何度飛び出すのか

 「2分け8敗」

 就任3年目のFC東京・城福監督は今季の始動日、選手とスタッフに、この数字を突きつけた。「これが何の数字か、分かるか!」と。昨季5位のFC東京と首位から6位・浦和までとの対戦成績が、その答えだ。「つまり上位には歯が立たなかった。ここがスタート。今季は真の優勝争いをすることが目標」。指揮官は強く訴えた。

 陣容は整った。1月には若手中心で臨んだイエメン戦を含め7人もの日本代表を輩出。そこに北京五輪代表のDF森重、U―20韓国代表のDFキム・ヨングン、U―20ブラジル代表のFWリカルジーニョ、即戦力MF松下とバランスよく補強した。5年ぶりにナビスコ杯を制した昨季から大幅な戦力ダウンもなく、国内屈指の選手層を整えた。

 2月、J1相手(京都、仙台、湘南)の練習試合3戦はまさに無敵。城福監督は「フルメンバーでは無失点。自陣のエリア内にはほぼ進入させていない」と言う。唯一の誤算はMF米本の離脱。イエメン戦で国際Aマッチも経験した若武者が左ひざを負傷。現在、右SBの徳永をボランチにコンバートし、カバーする方針だ。青赤軍団は本気で優勝の2文字を狙う。

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2010年3月8日のニュース