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【神戸】大誤算だった大久保離脱…我那覇ら奮起に期待

[ 2010年3月8日 06:00 ]

ディフェンス面では宮本恒靖(右)のリーダーシップに期待がかかる

 昨季は2度の監督交代もあり14位に終わった神戸だが、今季は上位進出はもちろん、ACL出場権も視野に入れている。不動のボランチMF金南一が退団したのは痛かったが、代わってJ2大分から攻守に期待が持てるMFエジミウソンを獲得してカバー。元日本代表DF宮本が昨季以上にリーダーシップを発揮すれば、守備面は大きな問題はなさそうだ。

 課題はやはり攻撃面。三浦監督が「大きな誤算」と表現したように、2月の東アジア選手権でFW大久保が左ひざ内側側副じん帯を損傷。エース不在で開幕を迎えることが濃厚となったことでプランは大幅に狂った。J2草津から獲得した昨年23得点の長身FW都倉、J2柏から移籍したMFポポら新戦力に加え、元日本代表FW我那覇らにも奮起が求められる。

 昨年から「堅守速攻」を掲げるチームが、上位争いに割って入るには、大久保の存在が不可欠。エースが戦列復帰するまでに、踏ん張り切れるかどうか。本当の意味でのチーム力が問われるシーズンとなる。

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2010年3月8日のニュース